たまに読み返すロッシの書籍「使命」。
下手な小説より面白いです。だって事実なんだもん。
「事実は小説よりも奇なり」です。
いつか劇場版「使命」が上映されないかなー。
「使命」を読んでいるとロッシの人となりが見えてくるような気がします。

2010年の茂木でのホルヘとの熱いバトルの裏側や、歴史に残る2008年のケーシーとのラグナセカでの「あのレース」の裏側も「使命」には書かれていて、それを思いながら改めてレースを観ると心が震えます。
そして、ラグナセカでロッシがスタッフに向けて言った言葉があまりにも頼もしく、今読み返しても涙が出そうになります。

当時のケーシーはあまりにも速く、無敵に思えました。
今年のマルクやビニャーレスよりずっとずっと手に負えない速さでした。

「まるで悪魔のようなライディングだ」

当時ロッシがケーシーの走りについて放った言葉です。
3連勝でラグナセカを迎えたケーシーを何としても止めなきゃいけない。
だけどラグナセカでのフリー走行もケーシーの速さは安定していて、とても一筋縄ではいかない状況でした。
その時にロッシがスタッフに向けて要求したこと…

「とにかく、扱いやすいマシンにしてほしい。あとは全部自分がなんとかする」


どうしよう・・・


かっこよすぎる・・・・・・


頼もしすぎる・・・・・・・・・・・


こんなリーダーの下で働きたい・・・・・・・・・・・・


ロッシの周りに人が集まってくる理由が垣間見れた一言でした。

Forza Vale.